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2013-09

李香蘭 観劇

観に行って参りました
劇団四季の李香蘭
何年ぶりでしょうか
ミュージカルは数あれど
現時点で何が好きですか?と問われたら
李香蘭と答えています
もっとゴージャスだったり
もっと深かったりするミュージカルは数あれど
どうしてもこれが好きです

何でこんなに好きなのか

理由その1
なぜかダンスがキレキレ
ただ歌えばいいのになぜか踊ったりする
しかも身体のキレが何とも
普段のレッスンの賜物ですってぐらいに正調で
最初は違和感あるんですけど
何回も見ると中毒になるんです
お気に入りは最初の川島芳子のモノローグと
二幕冒頭の月月火水木金金

理由その2
三木たかしの天才っぷりが遺憾なく発揮されている
もうこれでもかってメロディが溢れ出てくるんです
ミュージカル5本は書けるんじゃないかってぐらいに
メインテーマ級のメロディが惜しみなく使ってある
中国と日本〜 マンチュリアンドリーム〜
徳を以って恨みに報いよう〜などなど
で オリジナルの歌だけでなく
李香蘭の代表曲2曲と
中国の民謡(?チュリパーってやつ)まで聞ける
メロメロになります

理由その3
最後に脇役の人が持って行ってしまう
李香蘭を初めて見た時何にも予備知識なかったけど
最後のシーンに度肝抜かれました
お前誰やねんって脇役が 最後の最後 全部持って行っちゃうんです
もう跡形もなく草木も残らないぐらい
ただ森繁久彌みたいなおじさんが大声で歌ってるだけなんですけどね
歌もひたすら同じメロディ繰り返すだけ
それであんなに感動しちゃうんだから すごいもんです

理由その4
圧倒的なヒロイン
まず李香蘭という役がドラマチックですね
そしてそれを演じる役者がさらに素晴らしい
その役者とは野村玲子さん
もうですね 李香蘭と言えば野村玲子さんなんです
圧倒的です 
初めて見たのはおそらく美女と野獣
中音域の声の響きにくいところでも
丁寧に丁寧に歌う姿が印象的でした
で李香蘭での野村さんもひたすら丁寧
これが三木たかしの日本語のイントネーションを活かした
メロディにベストマッチでして
聞くだけで姿勢を正してしまうような歌唱なんです
そして美しい声 正しい音程
私も楽器を吹くときは
こういう歌い方しようとお手本にしているぐらいです
四季の李香蘭はDVDになっていて映像で見ることができるのですが
この頃の歌唱は神がかっていて
終幕とか ぎりぎりの細い音からギュイーンと高音に伸ばして行く部分は
丁寧なのに思い切りがよくて もう頭が下がるばかりです
この人が中国と日本歌うと開始15分ぐらいなのに号泣です

さすがに長くなったのでこの辺で

肝心の今回の観劇の感想ですが
もちろん安定感抜群の劇団四季
いつもの李香蘭の満足感を与えてくれました
ただちょっと野村さんが普通の人いうか
神がかった状態ではなかったのが物足りないというか。。。
でも野村さんも人間ですから
いつもいつも神がかった状態をを望むのは贅沢ということでしょう
次見るのはいつでしょう 今から楽しみです

そして見るたびに心に刻むのは
以徳報怨
徳を以て怨みに報いよう
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誰か助けて



しつこく将棋ネタ

youtubeで過去の将棋番組見ていたんですが
詰め将棋を出すコーナーがあって
上の問題出てたんです

攻め方
1二馬 1四香 6三角
玉方
2三歩 3二玉 3三桂 3四歩 4二銀 4五金
持ち駒
金 桂

これが解けないんです
5分で2〜3級って言ってましたけど
解けないんです

誰か教えてください


将棋名人血風録 読了

将棋名人血風録 加藤一二三 読了

またかとお思いでしょうが 将棋の本です
加藤一二三九段が歴代の名人について述べた本
当然5割が加藤一二三九段自身の話のような気がします
ただ阪田三吉とか木村義雄とか伝説の棋士の話が学べたのは収穫でした
私の場合大山康晴名人についてはかろうじて覚えているのですが
升田幸三とかは名前だけしかわからず 何者かは全く覚えていないので
初めてそのキャラクターを知った思いがしました
加藤一二三九段の話で知った思いになっていいのかという感じもしますが

前回一二三九段著の羽生善治論とかぶる話も多いし
現役の棋士の話については既知の話がほとんどで
内容としてはそれほどでもありませんが
語り口がいかにも一二三九段風で面白いんですよね
何であんなに面白くなるんだろう

で本より面白いのが実物の解説
でつい見てしまうんです youtube
最近見つけたのは 名人戦の解説
森内現名人が丸山名人に挑戦したときの名人戦を
森内挑戦者自身と一二三九段とが一緒に解説してるんです
で森内挑戦者がメインの解説者のはずなのに
聞き手の一二三九段がほとんど八割しゃべってる
あの手が敗着だったんじゃないですかとか
ここはこう指せばよかったんじゃないですかとか
ほとんど自分の意見を押し付けてるんです
森内さんもタジタジ
これが許されるのが一二三九段なんですね
こうやって棋士を続けてきたんですね
素晴らしい
常に敬語
自分のことは「わたくし」
「はい はい」と最後につける
これで大分一二三九段風になります
私 現在 一二三九段のトーク術を身につけようと
勉強している最中なんであります はい はい


将棋の天才たち 読了

将棋の天才たち 米長邦雄 読了

このブログ始めた理由って読書感想文を書きたかったから
でも最近全然本を読んだ話を書いていません
で 実際に本を読んでないんです
本は読んでいるけど ブログを書く時間がなくて 読書感想文を書いていないわけではなくて
本当に読んでない
ついでに音楽の話も書いてませんね
楽器は吹いているけど ブログを書く時間がなくて 書いていないわけではなくて
本当に吹いてない
こんなに本を読まず楽器も吹いていないのなんて何年ぶりだ
大学の研究室生活の頃以来か

何でこんなに本も読まず楽器も吹いていないのか
それは 彼女ができたから とかではなく
それは 将棋を勉強してるから

最初は総説のような本を1,2冊読んで戦法をそれなりに学べば満足するかなと思ったんですけど
全然ダメでして総説みたいな本は読んでも身につかない
というか読めば読むほど弱くなる感が。。。
いろいろな戦法を知っておきたいと思ったんですけどそれぞれ奥が深く
結局各戦法を専門的に掘り下げている本がいいみたいです
(と言ってもやっぱり入門者向けの本を読むのがやっとなわけですが)
あと強い棋士が書く本が面白いというわけではないみたいで
(羽生さんの本とか難しい 豊島さんの本もいきなり本格化)
棋士としては地味だけど書いてる本は面白いという人の本が適切のようです
最近のお気に入りは居飛車は高橋道雄 振り飛車は藤倉勇樹と藤井猛の本です
そんなこんなで集中的に将棋の本を読んでるので
(しかも1回読んだだけじゃ身につかないから同じところ何度も読んでる)
普通の本が全く読めなくなっているわけです

前置きが長くなりましたが そんな中やっと一段落してきまして
久々に普通の本を読んだのでその感想文を
といってもその本も将棋に関する本でして
ちょっと食傷しそうですね

で読みましたのは米長永世棋聖が各棋士の紹介をしつつ
各自の最高の一手を紹介する本です
各棋士3ページ程度でさくさく進むので読みやすいし
何だか妙に面白い
どうも米長永世棋聖自らが各々の棋士を尋ねてインタビューしているみたいで
プライベートに踏み込んでいたりするので
ファンにはたまらん情報てんこ盛りなのが面白く
しかもそれぞれの話がほとんどいい話というか
映画にできそうな話なんですよね すごいなー

そもそも棋士達ってお互い敵同士なのはもちろんですが
仲間同士でもあり ファン同士でもありますね
米長永世棋聖も今の現役から見れば伝説のてっぺんみたいな棋士だと思いますが
逆に米長永世棋聖が若い棋士達のファンみたいな視線で書いているんですね
こういうのいいなーと思います
羽生さんも現役の棋士の話をするときはクールな表情で話してるんですが
大山名人や升田幸三の話するときは
うれしそうに懐かしそうに話すんですよね
羽生さんであろうとも将棋のファンなんです
いいですね


千葉で写楽は見なかった

せっかく千葉まで行ったのに奴江戸兵衛を見られなかったというお話を書きましたが
それでも展示自体には面白かったのでそれについて書きたいかと

それほど大きくない会場に 結構豊富な日本画が並べられていて
これが200円で見られるというのは非常にリーズナブルと言うか
大きい美術館や企画展もいいけど
こうしたコンパクトな美術館もいいですね
絵でも見に行こうかなとふっと思い立った時
ちょっと出かけて小銭で見られる
昔の映画館とかオペラ座みたいなの

で 私 若冲の鳥の絵が結構好きでして
(と言えるほどまともに見たことがあるわけではないのですが)
それにちなんだ絵が結構並んでいて楽しめました
昔鳥の絵を書くのにハマったことがあって(今は全く書けないが)
高校生の時の酉年の年賀状
全部 筆で鳥の絵を書き 絵の具で色を付けるというのをやったぐらいなんです
1枚書くのに何時間もかかりまして
BIRDシリーズとして作品名まで入れて友達に出したんです
悲しいかな 1枚も手元に残ってない
もらった友達とも縁切れしていて おそらく現存しないのではないでしょうか
結構お気に入りの作品だったんですけどね

さて そうしていろいろ絵を見ていたんですけど
途中からちょっと気になることが
作品の近くに作品名が貼ってあって
一緒にちょっとした解説が小さく書いてあったんですが
その間にキャプションが入ってたんです
最初は気にも留めず読み飛ばしていたんですが 
ふと考えてみるとちょっ独特で面白かったんです
解説はまともなのに キャプションがちょっとふざけてる

例えば

桃の絵には力強く 「桃の存在感」の一言

光琳の花の絵には 「咲いた咲いた光琳の花が」

若冲の後輩が若冲と同じ絵を書いた絵には 「目力は若冲以上」

何と言うか ちょっとバカにしているんですね

鷹の絵が並んでいたんですが

「鷹の決めポーズ」「鷹を見せびらかす」「ちょっと胴長の鷹」

ちょっとキャプションにしてはリアリスティックですね
芸術性を否定したいんでしょうか

最後は
竹に止まった蝉を見て 「蝉は竹には止まらない」
松と鶴が並んだ吉祥の絵には 「松に鶴は絵空事」
同じく吉祥の絵に 「年賀状のイラスト向き」

ここまでくると 若干バッシングしているような。。。

ここの司書の人が書いているのか知りませんが 
独自性を出していて楽しめました


写真は 奴江戸兵衛が見られなくて落ち込んでいる僕を励ますために
モーリーさんが連れて行ってくれた千葉城です



千葉にも城があったとは
70円かそこらで中に入れます 
千葉の歴史が学べて素敵です
天守閣まではエレベーターで

千葉に写楽を見に行く

私いつの間にか写楽狂になってまして
写楽と聞くと 見たくてたまらなくなってしまうんです
先日も三菱美術館にフローティングワールド見に行ったし
最近は写楽狂が高じて キーホルダーが写楽になってしまいました

で 写楽と言えばどうしても見たいのが奴江戸兵衛
(奴はいらないというのが有力ですが島田荘司の小説で
 奴江戸兵衛と覚えてしまったので奴をつけて表記します)
で 千葉市美術館に奴江戸兵衛あるというのです
これは見にいかなきゃあかんやろ
ということで遠路はるばる千葉まで行くことにしました

一人で行くつもりだったのですが
モーリーさんが比較的千葉に近い
学生時代も千葉で過ごしたそうで 強引に言えば地元
声をかけてみたら「いいですよ」というので
先週末一緒にお出かけしてきました



千葉駅から歩いて15分ぐらい
昔は銀行だった建物に作った美術館らしく
1階に趣き深いホールが(写真参照)
これは期待できると8階にある美術館へ
チケットも200円 リーズナブル 

期待に胸膨らみ美術館に入ってみるのでした
ちょうど「琳派若冲と花鳥風月」みたいな日本画の企画展をやってまして

まずは花の絵 ふむ

次に鳥の絵 ステキ

そして風の絵 ?

最後に月の絵 ??

終わり???

これは痛い
写楽奴江戸兵衛
保有はしているみたいですが
常に展示しているわけではないみたいです

私はまだいいけど モーリーさん誘っておいて この不始末
思えばモーリーさんを誘うときは いまいち私の段取りがパッとしません
本をプレゼントしたときも すでに持っている本をあげちゃったし
先日三菱美術館誘ったときも 写楽あるよと言っておきながら
期間がずれていて写楽がなかったし
公文書館行こうと長い距離歩かせておいて
日曜閉館で空いてなかったし
なかなかいいところ見せられません。。。

ただ千葉市美術館のスケジュールを見ると来年1月に
江戸の面影 浮世絵は何を描いてきたのか
をやるみたいです
ここにはきっと写楽が出ているような気がします
これは行ったほうが。。。。モーリーさんを誘えるか。。。

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