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2013-10

北温泉 その4

さて 翌朝温泉プールに入って温泉を堪能した私達一行は
かねてから計画していた茶臼のロープウェイを目指しました
北温泉から来るまで20分くらいですかね もっと近いか
茶臼のロープウェイ 乗って見晴らしもよく
着いた先も眺めが素晴らしいんですが
山を登りだすとすぐに砂道と言うか岩道になるんです
ゴールもわからないまま登り続けると道もよくわかない
で頂上付近に着くと小さな祠があって
煙がもくもく。。。
。。。結構過酷
で前回来た時ピクニック気分で散歩し始めてたら
突如そんな過酷な山登りになって新鮮だったんで
今回もみなさんに味わっていただこうと
さらにはロープウェイの先にある
徒歩2時間で辿り着く三斗小屋温泉の入り口を味わっていただいて
雰囲気を共有しようという意図があったわけです
そんなんで三斗小屋目指して車で山道を上がっていたのですが
車道にやたら車が停めてある
ロープウェイはまだ大分先なのに
道を進むにつれて停車している車の量が増えてくる
何ともうすでに山登り客が押し掛けて
キャパオーバーになってるみたい

これはロープウェイに乗るのに見込み薄だねと
前日の那須渋滞に痛い目を見た私達一行は
早々に計画変更 ロープウェイを断念
とりあえず途中那須名物殺生石を見て
どこ行こうかというところで
那須バカンス経験者のSKII君が
「沼原湿原というステキなところがあります」と

何じゃそりゃ
SKII君が夏のバカンスで避暑していたときに
偶々見つけた湿原らしい
知る人ぞ知るの場所なのでそんなに混んでいないだろうとのこと
渡りに船 頼みの綱で早速向かうことに



沼原湿原
上流に揚水式発電の人口湖がありまして
その脇にひろがっているんですね
湿原らしく足場が組んであって
散策できるんです
1周15分くらいで超お手頃
秋の山々が美しい
紅葉の前だけど ちょっと黄色味がかっていて美しい
何ともステキなスポットでした



怪我の功名
SKII君のグッジョブでした
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北温泉 その3

そんなこんなでやっと北温泉に到着
駐車場に車を停めてから10分くらい山道を下る
そこで見えてくるのが温泉プール



写真ではわかりにくいけど 
木々の向こうに見えるのが温泉を溜めたプールなんです
広いのはもちろん 周囲からも完全に見られてる
今回は夜にも入ってみたのですが星空がキレイに見えて
流れ星も何個か見えました
流れ星をちゃんと見たのは初めてな気がする

北温泉旅館の建物の中に入っても
なぜか屋内に祠のようなお堂のようなものがあったり
建物の中に建物があったり
そしてお風呂
一番上流にあるのが天狗の湯
(湯船の横に天狗の面が掛かっている)
数年前最初に来たときは日帰りで来たのですが
屋内に突然お風呂が現れて(扉とかないんです)
脱衣所もない廊下みたいなところで服を脱ぎ熱々の湯に入る
すぐノボセてくるので 湯船から上ってちょっと歩くと外へ出られる
外は山がキレイに見れるんですが そこに階段があって
階段の上には小さな神社みたいな社がある
素っ裸のまま神社にお参りするんですね
なんなんだ これは

お湯は 匂いや色が強くはないのですが 重厚な温泉で 
特に天狗の湯は 入った後 心臓がドキドキするぐらいの高活性
源泉は同じでしょうが お湯の場所によって温度が変わり
景色も変わるので いろいろなお風呂が楽しめます
本格派は天狗の湯 お楽しみは温泉プール
無難には河原の湯といったところでしょうか

数年前にはテルマエロマエの撮影場所になって
私もあの映画の大ファンでして
温泉プールに入ったときは
「あーこのお湯に竹内力が入ったのか」と
感慨深いものがありました
最近この温泉もどんどんメジャーになってきたし
秋の行楽シーズンに重なったこともあって
日帰り入浴客も宿泊客も非常に多かったです
以前来たときとは隔世の感
天狗の湯に脱衣所までできていた
あの廊下みたいなところで
こんなところで脱いでいいのかしらって
ドキドキしながら服脱ぐ感覚が良かったんですがね
温泉プールにも「露出禁止」の張り紙
どう解釈すればいいのか難しかったのですが
それなりに隠していればいいのだろうということで
かまわず裸で入りました
女性は水着来てたかな 外人も水着
おじさんは裸 僕たちもおじさん
そのうちここも水着着用になるのかしら

晩ご飯は鮎の生姜煮や鳥の照り焼き
以前泊まったときと同じメニューのような気がする
こんな山奥で食事出してもらうだけでもありがたいか
自炊で泊まることもできるので
SKII君は 次回は自炊で湯治すると言っていました

夜は携帯の繋がらない山奥で将棋対決
SKII君と2局指して 1勝1敗
彼との対決成績はいい勝負になるようです
あとは一緒に来ていた二人にも将棋を強制して
SKII vs マサユキ  ジャスミン vs トクさん
SKIIくんが素人相手に雀刺しを炸裂させました
加藤一二三並みの容赦なさです

北温泉 その2

南ヶ丘牧場に着いた私達は
空腹が限界を超えていたので食堂へ
ジンギスカンを食べようと鼻息荒く乗り込んだのですが
すでに受付終了。。。
仕方なくハンバーグやステーキを食べさせる
レストランに行ったのですが
こちらは長蛇の列で10組以上並んでる
約30分待ちか。。。
この日は那須全体の道も牧場も
キャパオーバーだったみたいです
秋の那須はこうなのかね

空腹をこらえて まずは牧場にいる動物達を鑑賞
アイスクリームで小腹を満たそうにも こちらも長蛇の列で
仕方なく土産物屋で柚餅子を買って腹の足しにする
そんなこんなでやっと食事にありつけて
いただいたのはハンバーグ
何だかソースがいろいろあったのですが
ホワイトソース好きな私は見た目が白いソースを選択
ソースの名前を忘れてしまったのですが
普通の甘いだけのホワイトソースとは異なり
酸味が効いている
これはよい 美味
やっと旅行らしい美味にありつけて満足
もう時間もないので
北温泉に向かうのでした
ジンギスカンはまた今度

写真は夕刻の北温泉
ちょうちんがいい味出してる
秋の山が何とも優しい




新参者 読了

新参者 東野圭吾 読了

久々にミステリーを読んだ感想です
東野圭吾の新参者
このミステリーがすごいで1位になってたし
ドラマの原作にもなってたので(ドラマは見なかったけど)
読んでみたいなと思っていて最近文庫になったので
買い求めた次第です

シリアスな本格化と思ったら
何と言うんでしょう
人情系
江戸を舞台にした時代劇 半七捕物帳みたいな雰囲気
舞台は現代ですがね
ただ1冊で大きな構想になっていて
読み始めたときには手ぬるいなと思ってたんですが
最後の方はなかなかなかなかと唸らされました
いや 面白かったです

と読み終わった後ちょいと調べたら
何とこの加賀恭一郎 他の作品にも出ている
東野圭吾の定番キャラクターらしい
ちょっと完璧すぎると言うか
超人系神様系の探偵役ですが
また他にも読んでみたいかと




写真は最近赤羽で見つけたラーメン屋椿のとんこつらーめん
色白でソフトな見た目ですが
翌朝吐く息がしっかり豚骨臭になるという
ずっしり重たいラーメンでした
が。。。何か変。。。
重たいはずなのにそれを阻害する成分が入ってる
何が阻害しているんだと探したら
ネギの粗みじんに隠れてオクラが入っていた
オクラが重たいスープを軽くしている
重くしたいのか軽くしたいのか
胃腸へのダメージを軽減させるための優しさなのか。。。
あと おつまみメニューにちくわ揚げが入っている
ラーメン屋のちくわ揚げ 
食べてみたいところだね

北温泉 その1

秋晴れに恵まれた10月の三連休
那須の秘湯 北温泉旅館に泊まって参りました
私はこれで3回目の北温泉訪問
今回の旅程は
まずは南ヶ丘牧場に向かいジンギスカンで昼食
牛のような馬を見ながらソフトクリームを嘗め
そのまま北温泉に出向いて温泉三昧
ちょっとは紅葉に色づいた山を眺めながら温泉プール
翌朝は茶臼にロープウェイで登って
山頂付近まで散策して三斗小屋温泉へのルートを確認し
那須のおそばをいただいて帰路につくという
予定を組みました
果たしてどうなるのか

新井宿に待ち合わせて買い出し後出発
今回のメンバーはD席のSKII君と会社の人2人
私含めて計4人
かなり初顔合わせ感半端ない組み合わせです

東北道から那須ICへ向かう
若干の渋滞はありながらも概ね好調に進み
もうすぐ那須IC
しかし一個手前の黒磯板室ICから出口渋滞が、、、
黒磯なんて牛しかいないのに何でこんなところで渋滞してるんだ
そんな話をしつつ那須出口2kmの看板が見えてきたんですが
何とこの2km手前から出口渋滞
これは高速出るだけで何時間待つことになるんだと
那須ICはあきらめて一個先の那須高原ICで出ることに

さすがにこちらは空いていて南ヶ丘牧場にもそんなに遠くない
これは英断だったねと褒め讃えていたんですが
途中那須のメインロードに向かう道で大渋滞
全く動かない渋滞
歩いた方が完全に早い
途中三連の追突事故を起こしたスイフトを
(デート中の男子が事故起こして意気消沈の図も一緒に)
横目に見てタラタラタラタラ
結局10時に埼玉を出た我々が南ヶ丘牧場に着いたのは15時過ぎ
いきなり出鼻をくじかれた我々 
この先どうなるのか。。。

写真は南ヶ丘牧場名物
牛の紋様を持つ馬です
まぎらわしい


ハードボイルド風に

火曜日の真夜中
24時を過ぎている
私は南北線に乗っていた
六本木一丁目に着いたところだ

おかしい
我が家のベッドで爆睡しているはずの時間に
なぜ南北線で六本木一丁目に。。。

思い出せるのは
王子神谷のホームで埼玉高速鉄道方面に進む南北線を
ひたすら待っている自分の姿

しかしこれも変だ
私の職場は赤羽 そしてマンションは川口
赤羽から北に向かう電車に乗っているはずなのに
なぜ赤羽から南にある王子神谷の駅にいるんだ。。。
王子神谷に至る前 私は何をしていたんだ

思い出せるのは
居酒屋の下駄箱で鍵が見つからなくて
10分以上一人で探している自分の姿
みんなはもう二次会の店に行っている
しかし私は鍵がみつからず
居酒屋の玄関に一人取り残されて
自分の鞄の中を漁っていた

事情はわからないことだらけ
しかしとにかく寝たい
12時過ぎた六本木一丁目に降り立っても
電車もなく人もまばらだ
地上に出てホテルを探したが
無機質なビルが建ち並ぶばかりで手のつけようがない

仕方なく煌煌と光り車のエンジン音が切れない首都高の方に進み
近づいたタクシーに手を挙げた
行き先を告げると「高速使いますよね?」と問われ
既に自暴自棄になっている私は「もちろん」と応えた
タクシーは1時間もかけずに私を自宅マンションまで届けた
財布からは14000円が消えた

後日思い出したのは
最初の居酒屋で若手社員THF(とってもエッチなFくん)に
「ジャスミンさん 吞んで潰れたこともないんですか」
とけしかけられて
どっちが多く吞めるか対決をしたこと

これが敗着となり したたか酔っぱらって
南北線をさまよって 最後六本木一丁目に辿り着いたようだ
われながらあっぱれと思うのは
普通にみんなの前で宴会の〆の挨拶をしていたらしい
私は何を話したのか全く覚えていないが

最後にもう一つ謎が
次の日の朝 目が覚めて鞄を見るとコンビニの袋。。。
中にはひしゃげた卵チーズサンドとフルーツジュース。。。
どこでいつ買ったのか 全くわからない

街道をゆく 台湾紀行 読了

久々の司馬遼太郎
街道をゆくシリーズは他にも読んだことがありますが
小説や講演録,随想に比べて叙情的な気がします
小説より小説ぽいみたいな

今回は台湾紀行
何でこれを手にしたかと言えば
今度台湾行くからです 11月上旬
初めての台湾 5年ぶりの海外
以前読んだ下川本で
3本足の犬に追いかけられながら
台湾の温泉を目指すという話に憧れて
調子こいて予定を組んでしまいました
しかもモーリーさんまで巻き込んで
失敗続きのモーリーさんへのおもてなし
ここは踏ん張りどころです
SKIIくんの応援を得て準備を着々と進めています
これは楽しみ

ということで 普通の観光本も買ってはあるのですが
新天地を旅するときは結構読んでしまう街道をゆくシリーズ
台湾紀行も出ていたので読んでみることにしたのでした

まずもって台湾のことを全く知らなかったわけで
かろうじて蒋介石軍団が逃げ込んだ場所と言う認識ぐらいしかなく
読み通しても細かなニュアンスまではわからなかったのですが
(逆に司馬遼太郎は台湾に結構な思い入れがあるみたいです)
大体の歴史の流れを知ったような気がします
ニイタカヤマノボレの新高山は台湾の山だったんですね
戦争が終わるまでは富士山ではなく新高山が日本の一番高い山だったそうな

結構重い話というか ついこないだの話が多く
(日本を巡る街道をゆくシリーズはもっと気軽に読める)
司馬遼太郎がこれを書いた頃はまだまだ戦後の清算が落ち着いていなかったんだなと(今もか)
ちょっと畏まった気分になりました

三善晃さんを悼む

作曲家の三善晃さんが亡くなりました
80歳だったそうです 残念です

三善晃先生を初めて知ったのは吹奏楽です
吹奏楽コンクールの課題曲
中学1年生で吹奏楽部に入り
コンクールというものを中心に
世の吹奏楽男子女子は動いていることを経験したわけです
で春から夏にかけて吹奏楽コンクールで演奏する12分少々の音楽を
それはそれは繰り返し練習するのです

コンクールでは当時毎年4曲の課題曲が挙げられるんです
中学1年生のときの課題曲は
A 風と炎の踊り
B WISH
C 行進曲「清くあれ,爽やかなれ」
D ポップス・マーチ「すてきな日々」
これそれぞれがなかなかの名曲なんです
それまで音楽なんてろくに聴いてこなかった中学一年生にとって
刺激十分 すぐに吹奏楽の課題曲の虜になってしまいまして
他に何かないかと過去の吹奏楽コンクール課題曲を漁りだしたんです
で出会ったのがこの前年の課題曲C 
三善晃作曲 吹奏楽のための「深層の祭」
最初聴いたときは???
ぐちゃぐちゃで何だか怖い
でも何度も聴きたくなるのはこの曲だったような気がします
後日知ったところではこの曲春の祭典を意識しているらしく
冒頭もそれに倣ってファゴットのソロで始まるんですね
うーん 教養の世界 本歌どりの和歌みたい
しかも途中でサックスが絡み合ってくるのがなんとも官能的
しかし中学生が演奏するのに
音楽的な内容としても技術的にも このハイレベルは何なんだ

そんなこんなで音楽好きがどんどん高じていって
いよいよクラシック音楽も聞き出したんです
当時はyoutubeもないしCDも高いから
ラジオでN響の定期演奏会を聞き出したんですね
で大体昔の名曲が耳に流れてくるんですが
確かサバリッシュの指揮のとき
怖いけど刺激的な音楽が聴こえてきたんです
それが三善晃作曲「魁響の譜」
最後が異様にかっこよくて
120分テープに取っていたのを何度も聴きました
で もっといい音で聴きたいとCDを探したんですが ないんです
そんなんでずーっと10年以上また聴きたいなと思っていたら
三善晃特集のオーケストラ演奏会をするとのチラシを発見
即チケット購入して聴きに行った思い出があります
現代音楽の作曲家の個展を聴きにいったのは前にも後にもこの1回のような気がします

三善晃先生の魅力は
汚いのかキレイなのかわからない官能的な音響と
刺激的な高揚感と不気味な音階
以前新聞に三善晃先生に関する記事が載っていて
汚い音を書きたいみたいなことを言っていました
なるほど汚い音を目指すとああいう音響になるのかと
印象的で今でも覚えています

先ほどの「魁響の譜」
今ではCDも発売されています
追悼に聴きたいと思います
(夜に聴くと怖いけど)

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